世界の船上から pert5

今回はタスマニアからニュージーランドに向かう途中の航海について書いていきます。


ニュージーランドの目的地に向かう際、西海岸のフィヨルドを見ながらの航海がありました。


みなさんフィヨルドってご存知ですか?


僕も、授業で聞いたことがあるって程度だったのですが、



フィヨルドとは

氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のこと
ウィキペディアより)

です。



ちなみに今回津波の被害があった東北地方はリアス式海岸です。



リアス式海岸が通常の山地・河谷が沈水して形成されたもの
(同上より)



なので、入り江は波が強く昔は人が入ることができない場所だったらしいです。




そのフィヨルドを間近でみてただただ畏怖の念を感じました。



フィヨルドに入航





写真ではわかりずらいですが、100〜200m高さあります。





写真がみずらいですが、3枚目の写真の山に入っている白い線はすべて滝です。



この入り江は一年間の90%ぐらい常に雨が降っている場所で、数ある入り江の中でも人が入ることがゆるされない場所でした。



ここには、アザラシなどのさまざまな生物が暮らしているそうです。



今回は見ることはできませんでしたが




2年前にもクルーズできたらしく、前回も乗られたお客さんと話しながら見ていました。


2年前は奇跡的に晴れていてすごくきれいだったそうです。


でも、山から無数の滝が流れたり自然の強大さを感じるのは今回のほうが圧巻だったと語ってくれました。



初めてのお客さん(僕も含め)晴れていたらもっと見れたのにと



少し残念に思っていましたが、



そういっていただけてまた、



雨もよし



と気づけたことがうれしかったです



季節・天候・時間により刻々と変わる自然に


いちいち多くのことを感じ、楽しめる感性があれば


もっと楽しいだろうなっと思いました。


また、今は技術の進歩でどんなとこもいけて、



何でも知ることができるこの世の中ですが


本当は人間が入ってはいけない場所って



いろんなことあって



どこまで自分が入っていいのか


関わっていいのか



考えさせられる航海でした



最後に



フィヨルドを抜けた僕たちを迎えてくれた夕日です



まるで入ってはいけない自然に足を踏み入れ


雨・波に拒まれ


出たとたん


太陽が許してくれ暖かく迎えてくれている


そんな自然の偉大さを感じました