基本

こんにちは


日本は梅雨の時期だと思いますが、いかがお過ごしですか?


すごく湿気も気温もある状態だと思いますので


あまり無理はせず、こまめに休憩等取ってください^^




僕はイタリアの生活も1ヶ月目を向かえようとしています


その間子供たちに野球を教えているのですが


“基本”

を教えることがすごく難しいと改めて感じています





はじめチームの子供たちを見た時



どこから手をつけたらいいのかまったくわかりませんでした



なんとなく形にはなってるけど



そこには大きな違和感があって



それがなんなのかわからない




恥ずかしながらそんな状況でした




じゃあ、基本からしっかり立ち直って見直しながらやろうかと




そうなるのが自然なんだと思いますが



そもそも“基本”ってなんだ?



って思ってしまいました




僕は基本を教えるが指導者にとって



一番大切なことであり



一番難しいことだと思います




基本があるということは



その先の道筋もあって




その行き着く先の、いわゆる



“完成”が見えてないと伝えられないからです




大学時代から合気道をはじめたのですが、



合気道には基本技と言うものがあります



合気道の門をたたいたものが、受身の次に稽古する技になります



その技を行うことで合気道の要素を体に実につけさせていきます



基本技は学ぶ側ははじめに行いますが



教える側は一番最後に基本技を作るはずです




その基本技に合気道の要素をつめるわけなので考えてみれば当たり前なのですが




野球に置き換えると



指導者がはじめに行うべきことはその道の完成系を自分なりに答えを持ち



そのための道筋を立ててやることだと思います




それは一生かかっても見つからなかったりするのかもしれませんが



何かを教えるということはそういうことなんだと思います




そうなると、今の自分では何も教えられないのかというと



そういうわけでもなく




その時に役立つのが学校で学んだ体の構造だったり



物事の原理原則にのっとったことを伝えるということです




大学時代にそういうことを始めに学ぶということは



そういう意味がこめられているんだと思うと改めてよく考えられてるなと感じます



それを学生に上手く伝えることができれば



大学も学生ももっとよりいい方向に進む気がします


ただ、科学は今後もより昇華されていき


今の正解が


正解ではなくなることもあります


なので、今は科学では証明できない要素の



“何か”



これを探すのも“完成”には必要なことだと思っています



今はそんなことを考え


悪戦苦闘しながら活動しているわけですが



やっぱり子供たちの吸収力はすごく



一言やちょっとした腕の角度や足の向き、目の付け所を伝えるだけで



その場でかなりの変化を見せてくれます




すぐに反応してしまう時期の子供たちに教えるからこそ




指導者はいい影響を与えることも悪い影響を与えることも可能です




そのことは忘れずによりよう方向に向かっていけるように




しっかりと責任を持って




取り組んでいきたいと思います




この週末で子供たちのリーグが終了しシーズンがひと段落します




この1ヶ月ですごく成長してくれたみんなと



戦ってきます